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硬銅線の20℃における抵抗率=1,777×10−2〔Ω?2/m〕
(ロ)導体抵抗率の温度補正
導体の抵抗は温度により変化する。銅線の場合は、t(℃)の抵抗値Rt(Ω/m)が分かっていてT(℃)の導体抵抗値を求めるには、次の式による。
RT=Rt×{1+(T−t)/(234.5+t)}RT:T(℃)における導体抵抗値Rt:t(℃)における導体抵抗値
20℃の導体抵抗値が分かっていて、45℃の導体抵抗値を計算する場合は次のようになる。
R45=R20×{1+(45−20)/(234.5+20)}
(参考)JISC3410般用電線の付表の中に20℃の導体抵抗値R20〔Ω/?〕が記載されているので、これを利用すると便利である。
(ハ)直流2線式の電圧降下
直流2線式の電圧降下は次の式で計算を行う。
e=2×RT×l×I
e:電化降下量(V)
RT:T(℃)における導体抵抗値
l:ケーブルの長さ
I:機器の定格電流

 

 

 

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